ロシア中央銀行、国際送金でXRPの利用を示唆

ウラル連邦大学の論文によると、ロシア銀行は国際間取引にRippleネットワークやXRPを使用する可能性があるとのことです。同論文は、2018年に同行のノヴォシビルスク革新研究所がRippleプラットフォームを用いた国際決済の可能性に関する研究を実施したことを強調しています。ロシア銀行が西側制裁を回避するために人気の暗号資産を注視しているかどうかについて議論しましょう。

ロシア銀行は国際間取引にXRPを使用するのか？

出典：International Business Times出典：International Business Timesロシア銀行がRippleネットワークで取引をテストしたのは、レポートが指摘しているSWIFTの2017年のブロックチェーンテストへの対応かもしれません。これらのテストは、ロシアが独自のブロックチェーンインフラを構築するための方法とも考えられます。ただし、この動きは、同行が国際間取引にXRPを使用することを意味しているわけではありません。論文では、「Rippleプラットフォームは、国際決済システムの構築を開始するための基盤と見なすことができる」と述べられています。

Rippleプラットフォームは、国際決済システムの構築を開始するための基盤と見なすことができるしかし、たとえロシア銀行が国際間取引にXRPを使用しないとしても、同銀行のテストはネットワークの驚異的な能力を証明するものです。XRPはすでに国際送金で最も利用されている資産のひとつです。特に日本の銀行はXRPレジャーに非常に強気です。米国でも同様の傾向が現れるかもしれません。

ロシア銀行がXRPを使用しないもう一つの理由は、Rippleがアメリカの企業であり、ロシアが安全上の懸念を抱いている可能性があるためです。彼らはおそらくXRPレジャーをベースとした独自のブロックチェーンインフラを構築するでしょう。

ロシアは西側制裁を回避するために暗号資産を注視してきました。ロシアのほか、イランや北朝鮮も暗号資産を用いた取引を始めており、西側の目を逃れようとしています。

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