この野郎は天に行こうとしているのか？

孫宇晨のこの宇宙旅行は、「夢を実現する」というよりも、個人のIPとビジネスの話題を大気圏の外で焼き付けるマーケティングショーと言った方が良い。

宇宙旅行自体から見れば、「ニューシェパード」の亜軌道飛行は言ってしまえば「宇宙チェックイン旅行」であり——短時間で大気圏を抜けて戻るだけで、むしろ高価な「高空バンジージャンプのアップグレード版」のようなもので、本当の意味での宇宙探査にはまだ遠く及びません。しかし、これがトップクラスの流量アイテムになることを妨げません。「最年少の華人商業宇宙飛行士」のラベルは、まさに目の経済のツボを突き、「宇宙に行く」ということを個人の履歴書の中で最も輝かしい「金メッキの項目」に変えてしまいました。

さらに深く言うと、これは暗号通貨界の「高揚術」に似ています。孫宇晨が所属する業界は、常に概念と熱気に駆動されてきました。バフェットとのランチを拍手で終わらせたことから、今では宇宙に行くまで、手法はまったく同じです：極端な話題性を使って業界自体の論争を相殺する――結局、暗号通貨の規制リスクや価格バブルに比べて、「宇宙の夢」は明らかによりポジティブな注目を集めることができます。

「商業宇宙の推進」については、恐らくそうではありません。この旅の本質は、資本が個人のIPにお金で「宇宙の入場券」を買ったことです。これは技術の進歩の証と言うよりも、巧妙に設計された流行の狂騒です。結局、千万ドルの「宇宙のチケット」を負担できるのは、決して普通の人々ではありません。そして、本当の宇宙の突破は、「打刻式の飛行」では決して積み上げられません。