JPモルガン、暗号資産担保ローンの提供を計画：報道 | CoinDesk JAPAN（コインデスク・ジャパン）

• JPモルガンは暗号資産を担保としたローンを早ければ来年にも開始する可能性があると、詳しい関係者からの情報としてフィナンシャル・タイムズが報じた。
• 同行はすでに、ブラックロックなどの暗号資産ETFを担保とした融資を顧客に提供している。

JPモルガン（JPMorgan）は、暗号資産（仮想通貨）を担保とした貸付事業の大規模な拡大を検討しており、顧客の持つ、ビットコイン（BTC）やイーサリアム（ETH）を含む暗号資産を担保とした貸付サービスの提供を検討しているとフィナンシャル・タイムズが報じた。

トランプ政権下の暗号資産規制の緩和傾向を受けて、JPモルガンは来年にもこれらの暗号資産担保ローンを本格的に開始する可能性があると関係者の発言を引用して記事は伝えている。

伝統的に慎重な姿勢を貫いてきたJPモルガンではあるが、すでに顧客が暗号資産現物ETF（上場投資信託）を担保に融資を受けることを認めている。例えば、ブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト（iShares Bitcoin Trust、IBIT）などが対象となっている。

この新たな動きは、暗号資産へのコミットメントをさらに深めるもので、8年前にビットコインを「詐欺」と非難したジェイミー・ダイモン（Jamie Dimon）CEOのリーダーシップの下での転換を意味する。

先週、ダイモンCEOは、伝統的な支払い手段と比較した実用性を疑問視しつつも、銀行がステーブルコインへの関与を強化する計画だと述べた。

CoinDeskはJPモルガンにコメントを求めたが、回答は得られなかった。