XRPの時価総額が1兆ドルに達した場合、価格は最大19.62ドルまで上昇する可能性

出典：DigitalToday 原題：XRP、時価総額1兆ドル達成時の価格はいくらになるのか？ 原文リンク：https://www.digitaltoday.co.kr/news/articleView.html?idxno=611006

XRPの時価総額が1兆ドルに拡大した場合、価格はどの水準に達するのか。最近、XRP現物上場投資信託(ETF)市場が成長し、価格予測にも再び注目が集まっている。ブロックチェーンメディアは、XRPの時価総額1兆ドル達成の可能性と、それに伴う潜在的な価格水準を分析した。

最近XRPは、初のXRP現物ETFであるカナリーキャピタルの「XRPC」発売以降、多くの議論の的となってきた。XRPCは2億4500万ドルの純流入を記録しただけでなく、取引量5800万ドルという印象的な規模で成功的なデビューを果たした。しかしETFの印象的な成果にもかかわらず、XRPはなぜか停滞している。

最近の暗号資産市場の下落傾向により、ビットコイン(BTC)は重要なサポートラインである10万ドルを下回り、XRPは時価総額で146億3000万ドルを失い、現在は1371億ドルの水準まで押し下げられている。XRPの史上最高時価総額は約2166億ドルで、これはXRPが3.66ドルの最高値を記録した時に達成されたものだ。

現在の価値基準では、XRPは以前の高値から795億7000万ドル減少した状態だ。もしXRPがこの減少分をすべて回復し、さらに1兆ドルを追加した場合、XRPの時価総額は合計1兆1370億ドルに達する。これは依然としてビットコインの時価総額(1兆8200億ドル)よりは低いが、前例のない規模である。流通しているXRPが約600億枚であることを考慮すると、この時価総額はXRP1枚の価格を約18.95ドルまで引き上げ、新たな史上最高値を形成することになる。

興味深いことに、XRPコミュニティではこれまで19ドル台の価格目標が繰り返し取り上げられてきた。市場アナリストのドクターキャット(Dr. Cat)は、XRP/BTC比率が特定の範囲(0.00007～0.00012)を回復し、ビットコインが27万ドルに到達すれば、XRPが19～32ドルまで上昇する可能性があると予測した。暗号資産プラットフォームのチェインジリー(Changelly)も長期見通しで、XRPが2030年3月頃に最大19.62ドルに到達する可能性があると分析している。

もしXRPが時価総額1兆1370億ドル規模に達した場合、これは世界の資産の中で14位に相当する。バークシャー・ハサウェイ(1兆980億ドル)を超え、JPモルガン(8260億ドル)、ウォルマート(8170億ドル)、ビザ(6369億ドル)よりも大きな資産となる。

ただし、このようなシナリオを実現するためには、現在の価格停滞局面を打開する強力なモメンタムが不可欠だ。現物ETFの成功的なデビューが機関投資家の流入の前例となり、果たしてXRPが伝統的金融の巨人たちを超える「1兆ドルクラブ」の夢を実現できるのか、市場の注目が集まっている。