チャートパターンについて、たくさんのトレーダーが見落としているようなことに気づきました。チャート上のすべてが、すぐに明確な方向性のシグナルを出してくれるわけではありません。中でも最も面白いのは、実は両方向に分岐し得る「両側性」のチャートパターンです。どちらにもブレイクする可能性があり、それが最終的に動き出したときに非常に強力になる理由そのものです。



こう考えてみてください。価格がレンジで推移しているとき、買い手と売り手の戦いを見ている状態です。方向性は最初から決まっていません。実際に見ているのは、緊張が積み上がっていっていて、やがて何かが決着をつけなければならない、ということです。

では主要なものを順に見ていきましょう。上昇トライアングルは、価格が高値を切り上げながらも、いちばん上の同じレジスタンスに何度もぶつかり続ける形です。強気派はリバウンドのたびに明らかに強くなっていますが、それでも弱気派が通さない「ある1つの水準」があります。そのレジスタンスが出来高を伴ってついに割れたときは、たいてい一気に伸びます。ですが、そこで跳ね返されるようだと、サポートまでの厳しいリバーサルが起こることもあります。

下降トライアングルは、だいたいその逆です。下落する安値ではなく、低い高値が形成されている一方で、サポートは底でしっかりと支えられています。売り手がより強く押し下げようとしますが、買い手はそのラインを守り続けます。サポートが割れると、本物の売り圧力が出てきます。けれども買い手が実際に踏みとどまって反発し、上に押し返してくるのであれば、そのときに“逆方向へのサプライズな動き”が起こります。

次にあるのが対称トライアングルです。これは純粋な迷いの形です。価格は、より低い高値とより高い安値によって、どんどんきつく締め付けられていきます。どちらの側にも主導権はありません。どこにでも動ける状態です。重要なのは、出来高がブレイクアウトの場面でようやく出てきたときに、勢いの戦いに勝った方がどちらか、という点です。

両側性のこのパターンについて私が学んだことは、方向性そのものが問題ではないということです。大事なのは確認です。賢いトレーダーは、どっちにブレイクするかを当てに行きません。両側にエントリーを用意して、市場に判断させます。ブレイクアウト時の出来高を見て、その後に「割れた水準」をリテストするかどうかを確認してください。それが本物だと分かるタイミングです。

もしこうしたセットアップをトレードするなら、トライアングルの高さを測り、ブレイクアウト地点からそれを投影するとターゲットが算出できます。とはいえ、正直に言うと最大の優位性は、ただ「忍耐」です。こうした両側性の構造は、何かが動こうとしていると強く叫んでいます。あとは、市場が最初に手を見せるのを待つだけです。
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