インド税関密輸取締局（DRI）の最新報告によると、密輸組織は従来の「ハワラ」システムの代わりに、安定コインを利用したクロスボーダー決済を増やしており、麻薬や金の密輸に使われているという。ある108キログラムの金密輸事件では、約1,270万ドルの資金が分散的に中国へ移動されており、複数のウォレットと暗号化通信ツールを使って追跡を回避していた。DRIは、規制の抜け穴が依然として大きいため、暗号資産に対するマネーロンダリング対策やオンチェーンの証拠収集能力の強化が必要だと指摘。単純な封鎖措置では関連犯罪の抑止は難しいとしている。（Decrypt）