なぜ中国人はいつも「奸忠」という言葉を使って人を説明しようとするのか?実はこの問題を提起すること自体、多くの人がすでに伝統的な物語の枠組みに縛られていることを示している。「忠奸」とは、むしろ庶民が長い歴史の物語、歌舞伎、小説の中で形成した単純な分類法に過ぎない。歴史上、社会が人物を評価する際には、しばしばその人物が皇帝に忠実かどうかを見ることが多く、その結果、「忠臣」「奸臣」というレッテルが貼られた。しかし、中国古代思想には、もう一つの稀有な流れも存在している。例えば、明清時代の思想家・黄宗羲は『明夷待訪録』の中で直接指摘している:「天下の大害は、君主にあり。」つまり、多くの社会問題はむしろ君主制度そのものに由来しているということだ。現代社会においても、無数の人々がこのような基準を用いて、その人が良いか悪いかを判断している。
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